なんやかん㋳

好きなことの覚書であったり、紹介をしていくつもりです。

家畜だってペットになる。ウズラと暮らす入門

ブームによるペットの多様化

ペットと言われて思い描く動物はなんでしょうか。犬、猫?小鳥やハムスター、ウサギという人も多いでしょう。ヘビや昆虫という人もいるかもしれません。

エキゾチックアニマル(犬猫以外)が人気となっているのは、鳴き声や寿命、ケージの大きさといった様々な要因が考えられます。ペットショップに足を向けると、「え?こんなペットもいるんだ!」と驚くことも少なくありません。

癒しを求める人が多い中、自分の生活様式にあった選択肢が増えるのは喜ばしいことだと思います。

最期まで責任をもって飼うためにも、「好きだから」というだけでなく、自分のキャパシティ(金銭・生活リズム)にあった動物を選ぶことはとても大事です。

家畜をペットに

卵や、たまに見かける丸焼きから食材のイメージがあるウズラですが、実はペットとしての飼育も珍しくはありません。「うずらのじかん1」 というウズラのコミックエッセイが出版されているので、興味がある人は是非手にとってみてください。
ウズラといえば灰色や黒と白のまだら模様が定番ですが、シルバーやホワイトといった観賞用の個体が最近では人気を集めています。鳥を取り扱っているペットショップであれば、ウズラやそれより一回り小さいヒメウズラを見かけることも多いのではないでしょうか。

ウズラは懐くの?

懐きにくいと言われるウズラですが、しっかりとお世話をしていれば懐きます。鳥の成長サイクルは、幼雛→中雛→大雛→成鳥となっていますが、幼いうちからの方が懐かせやすくはなります。

他の鳥類でもそうですが、同じケージで飼育する鳥同士が仲良しの場合は、飼い主が餌供給マシーン扱いされることがあります。懐かせたいのであれば、多頭飼いをする場合でもケージを個別に用意するようにしましょう。

市販のウズラの卵がヒヨコになる

市販のウズラの卵にも1~2パックに1つの確率で有精卵がある。そんな話を聞いたことはあるでしょうか。ウズラは性別の見分けが難しく、雄雌を分けようとしてもどうしても一定数の雄が混ざりこんでしまうのです。

ウズラの卵はスーパーで容易に入手できますし、小学生が夏休みの自由研究に挑戦するなど、動画やブログでの孵化成功の報告は検索をすればいくらでもでてきます。

ただ、一見楽しそうなウズラの孵化実験ですが、実は批判も多いのです。というのも、ウズラの生態をよく調べず孵化させて死なせてしまう、飼育しきれずに捨てたりするケースがでてきたからです。

ウズラはモルモット程度のサイズで、小動物のような飼いやすさをイメージする人もいるでしょうが、鳥類であることをしっかり念頭において欲しいと思います。

 

ウズラを飼う前に確認しておくべきこと

ウズラの飼育方法は他のHPに解説を譲るとして。「本当に自分がウズラを飼える環境にあるのか」を考えてもらうためにも、ウズラを飼育する上で気を付けて欲しいことを4点紹介します。

その1:小さな体で大きな鳴き声

小さな体でびっくりするくらいの声量で鳴きます。鳴き声が大きいといわれるボタンインコにも負けないくらいに声を張り上げます。雄であれば、鶏のように朝に高らかに時告げをします。二重窓、防音ケージを用意するなどの防音対策はしておいた方がいいでしょう。可能であれば、メスを入手することをお勧めします。

その2:人間なんてひとっとびの跳躍&羽ばたき

ウズラは普段地面の上をちょこちょこと歩き回ります。そのずんぐりむっくりの姿から、飛ばない鳥と思っている人もいるようですがそれはとんでもない勘違いです。ニワトリが数メートルは飛んでみせるように、ウズラも人間の背丈くらいであれば余裕で飛び越えてしまうのです。ジャンプが得意なウズラは跳躍からの羽ばたきで、室内であればたどり着けない場所なんてないのです。

ですのでケージの蓋は欠かせませんし、材質にも注意が必要です。飛び上がったウズラが頭をぶつけて死亡するケースがあるからです。散歩中であっても壁に激突する……なんてこともあるので、十分な広さを確保し、驚かせないように散歩をさせる必要があります。大きな翼を広げた時は「飛ぶぞ!」の合図なので、要注意です。

その3:意外と寒がりなので保温を忘れずに

自前の羽毛があるとはいえ、ウズラは小さな鳥です。体がしっかりしてくる成鳥になるまでは保温を忘れてはいけません。冬にもヒーターを入れてあげる必要があります。保温が不十分であったということが、意外と多い体調不良理由です。ひよこ電球やパネルヒーターを使用して十分に温めてあげましょう。

その4:寿命

 並ウズラは7年程度、ヒメウズラであれば4、5年程度が寿命です。それを長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれですが、飼育を始めてから進学・就職・転職・出産・引っ越しはないか。もし生活環境が変わった後も飼育し続けられるのかどうか。しっかり考える必要があります。

 

ウズラを飼いはじめたら

市役所に届けよう

あまり知られていませんが、家畜を飼育する場合は市役所などへの届け出をする必要があります。家畜伝染病予防のため、市役所が家畜の飼育場所や数を把握するのが目的のようです。犬と同じで登録自体には金銭の支払いは発生しません。

市町村によっては小規模飼育者は免除されるケースもありますので、お住いの市役所などのHPで確認をするようにしましょう。

ウズラとふわもこライフ

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 ウズラは他の鳥類と同じように愛情深い生き物です。懐けば飼い主を「フィーヨ、フィーヨ」と鳴いて呼んだり、首を伸ばして探したりと愛らしい姿を見せてくれます。

メスであれば自家製の卵を楽しめるのも魅力です。 

臆病な一面を持つウズラがのびのびと生活できるよう、しっかりと環境を整えてあげるようにしましょう。